目標物までの距離は、コースメモがあればほぼ間違いなく計算できるし、プロのショットであれば必要なコースの情報はそれほど多くありません。その「何か」とは、コースに対する情報以外の部分で選手が求めるものであり、そしてそれは選手それぞれです。話しやすさであったり、安心感であったり、尊敬であったり…、選手にとってプラスになるものがあると感じるからこそプロキャディが選ばれているのでしょう。
選手がキャディに対して求めているものは必ずしも選手一人に一つではなく、状況によっても変わってくるものなので、常にアンテナを張り巡らせていなければなりませんが、その何かに答えていきながら選手にとって集中できる良い環境を作り出していくことが大事であり、最も求められていることなのではないでしょうか。