ゴルフというスポーツは、人種差別の問題が大きく残るスポーツです。
他のスポーツでもそういった問題に関わる話は多く耳にしますが、ゴルフの場合は選手とキャディとの間に主従関係が生じることから見ても、そうした問題は複雑です。
キャディという存在は、今でこそ「選手にとって唯一助言できる大事な存在」として認められるようになってきていますが、U.S.ツアーで黒人のキャディが依然少ないのは、キャディとして起用することを差別ととられる可能性があるからではないでしょうか。
本来、キャディの仕事を本職としていたのは黒人だったのに、トーナメントは白人キャディばかりというのは変だと思いませんか?
マスターズや全米オープンなどについてちょっと調べれば、人種差別に纏わる話がいくらでも出てきます。
全英オープンを主催するR&Aの役員が差別的な発言をしたのも、まだ最近の話です。
タイガー・ウッズ選手がプロになってから、少しずつ変化が現れてきているようではありますが、未だに黒人がプレーできないゴルフ場があることも事実です。