選手の焦りを抑える、もしくは焦らないようにするといったことに効果的と考えられることはいくつかあります。
一番よく使う方法は、歩くテンポをゆっくりにすること。
焦る状況の多くは、ゆっくり歩いていられないような場面ばかりです。そこで、歩幅を大きくすることでスピードは落とさずに、テンポだけを落として、その足音を選手に感じてもらえるようにします。何も問題の生じていない普通の状況では常に同じテンポで歩くように心掛け、焦りがちな場面のみ遅くすることでその効果は大きくなります。
その他にも、アドレスに入る前に飲み物を渡したり、グリップを拭いたりといった一呼吸置かせる方法や物を渡す際の手を離すタイミングを遅くするといった方法があります。