「ミスしそう」と感じられるタイミングでアドレスに入った後に、選手自身が何らかの気持ち悪さを感じてアドレスを解いた場合、ほとんどの選手がルーティーンをもう一度始めからやり直します。
ルーティーンが大事ということは既によく知られていて、現在では多くの選手が実行しています。常に同じタイミングでアドレスに入ることで、ミスは格段に減ると言われていますし、実際にそう実感させられる場面を何度も見てきました。しかし、「常に同じタイミングで」というのはそれほど簡単なことではありません。
前の組と間が開いてしまっている時や雨が降っている時など、気が急いてしまいがちな状況の場合、自分のタイミングを見失ってしまうことが少なくありません。
雨の日に「濡れたくない」と思うのは当然のこと。
気が付けばアドレスに入るタイミングどころかスイングのリズムまで狂ってしまうということがあります。
その他にも、風が強い時やプレッシャーを強く感じている時などもそういった状況になってしまいがちです。