第144回 キャディのウェア
2009.8.3
ところが、その分キャディ自身のウェアへの金銭的な負担が増えることになります。 ウェアは毎日着用するものなので枚数も多く必要ですし、見られている立場としてあまりだらしのない格好もできません。 キャディの中には、選手と同様にウェアの提供を受けている人もいます。 しかしそういった人はまだ圧倒的に少なく、多くのキャディは安価なウェアを求めるか、メーカーから多く提供を受けている選手から助けてもらうということが多いようです。
シューズも同様です。 特にシューズの場合は、グリーンを傷めるなどの理由からゴルフシューズを履いている人はほとんどいませんので、普通のジョギングシューズなどを履くことになります。そうなると、選手から回してもらうこともできず、どうしても自己負担ということになってしまいます。 選手の所属しているメーカーさんがゴルフシューズ以外のものも扱っている場合など、無料もしくは安価に提供していただくことはありますが、こうした状況もあまり無いと言って良いです。
広告媒体として存在するための「つなぎ離れ」が、ウェアに対する負担を少なからず増大させているという現実。それでも、スポンサーがついてくれるということの方が、キャディにとって明らかに大きいということがわかります。 自分でウェアを選ぶようになり、キャディが自分らしさを追求していけるような、そんな時代になってきたのかもしれません。