選手が練習ラウンドで行うことは主に、ショットのイメージの出し方、グリーン上でのボール の転がり方、ラフからのクラブの抜け、バンカーの固さなどのコースの状況に体を慣らしていくことです。毎週違うコースで、ベントだったりコーライだったり、ラフが深かったり葉が太かったりといった様々な状況にそれぞれ対応していかなければなりません。
こういったことでキャディに出来ることは「あそこのラフは深くて難しい」とか、「このピンポジションで奥につけたら難しい」といった情報を与えることだけ。
あとは選手が自身の感覚を慣らしている間、ボールを拾いに行ったり、ディボットを直したりといういかにもキャディらしい仕事をこなします。
キャディの仕事はあくまでも知識の部分なので、コースチェックさえしておけば、普通にキャディをするだけです。練習ラウンドで大事なことは選手の感覚の部分なのです。