第120回 プロキャディ育成講座8…ラウンド終了後
2009.2.16
ラウンド終了後に「ご飯食べに行きましょう。」「練習場に行っていてください。」などの指示を出してもらえることがほとんどですが、選手によっては何も言わずにアテストしに行ってしまいます。それでも大体の選手はクラブハウスに一度戻るので、マスター室前にいれば大丈夫なのですが、ここでもまた選手によっては何も言わずに練習場に行ってしまう場合があるため、選手の動きに対してはある程度敏感でいましょう。
成績が良かったときなどは、インタビューに行ってしまって数十分帰ってこないこともあります。その時は、クラブを磨くなどして時間を潰すしかありません。待つことも仕事の一部です。
男子ツアーの場合、練習が終わった後コースで解散の場合はロッカールームで別れることがほとんどです。キャディはクラブの片付けを終えてから帰ることになります。クラブはロッカーの中に入れてしまうことが多いですが、選手が持ち帰ることもあるので、その場合はクラブ磨きを早く終えるように努力します。選手とホテルが一緒でクラブを持って帰っている場合は、キャディがクラブを管理することもよくあります。ロッカールーム内を片付けることも忘れないようにしましょう。雨の日など、傘やレインウェアをロッカールーム内に干したまま帰ることもあるので、お互いに譲り合って綺麗に保ちたいものです。その際、乾燥機に忘れ物をしないように気をつけましょう。靴や帽子などを忘れてしまうと、次の日には大変なことになります。後は自分の宿泊先に帰るだけです。