さて、必ずしも高い位置で撮るカメラばかりではありません。
大会が始まる前にあらかじめ設置されているカメラの他にも、カメラマンさんが担いで状況に合わせて動くカメラもあります。
優勝争いをしている選手を間近で映している映像を見たことがあると思いますが、これはほとんどの場合、選手とキャディの横を横向きや後ろ向きになってカメラマンさんがカメラを背負って撮っているものです。その脇にはコードを持って走る人や、三脚を持っている人を引き連れています。
そのカメラマンさんの姿は、キャディでも可愛そうになるほど大変そう!それが上り坂だったりすると汗だくになって息を切らしながら選手を追いかけます。
時には、少しは楽になるのでしょうか、肩からかけたり腰から巻いたりして自分の体に固定する特殊な形をしたカメラというのも見たことがあります。
この移動するカメラについたコードは、実はとてもキャディ泣かせ。
なぜなら、選手キャディが歩いているときはカメラも移動し、そのコードは恐ろしく長い蛇のようにニョロニョロと引っ張られて動くので、それに引っかかって転ぶから。
恥かしいわ、痛いわ…、私だけかもしれませんけどね。